リクガメの尿酸・尿酸結石

リクガメ

そもそも尿酸って?

リクガメは、食事で取ったたんぱく質を体内で代謝し、窒素化合物を尿酸として排泄します。

簡単に言うと、たんぱく質を食べると尿酸として出ていくよ、という体のシステムです。

正常な尿酸の様子

リクガメが健康な時に出す尿酸としては、

  • 色…真っ白
  • 見た目…ふわふわ
  • 触感…トロッとしている、柔らかい絵の具みたいな感じ

というイメージです。

尿と一緒に出てくるので、ケージ内では尿の水たまりの上に白い尿酸がふわふわ浮いていることがよくあります。

要警戒な尿酸の様子

  • 色…白以外の色をしている(緑っぽい、赤っぽいなど)
  • 見た目…ザラザラ、塊が多い
  • 触感…ザラザラしている、砂利っぽい、もはや石

色がの場合は腎機能疾患や内臓の出血等の緊急を要する病気可能性があるので、すぐに動物病院で診てもらいましょう。

尿酸が白色だけど砂利っぽかったりする場合は結石のリスクがあり、石になってしまう前に対処する必要があります。

尿酸結石とは

尿酸結石とは、尿酸が結晶化して石のような塊になってしまったものです。

小さいサイズであれば自然に排泄されますが、サイズが大きくなると総排泄腔から排泄できなくなってしまいます。

尿酸結石が排泄できないまま放置した場合、総排泄腔が塞がれてしまいます。

そうなると便や尿が排泄できないので命の危険があります。

尿酸結石があまりにも大きい場合、甲羅を切開する手術で取り出す場合もあります。

尿酸結石ができる原因

尿酸結石ができる原因としてはいくつか考えられます。

たんぱく質が多すぎる食事

冒頭に書いた通り、たんぱく質を食べると尿酸として排出されます。

リクガメにとって過多な量のたんぱく質を摂取したら、その分の尿酸もたくさん生成され、結石の原因になりかねません。

主に原因になりがちなのはリクガメフードを食べすぎること

筆者としては、リクガメフードを食事メニューに取り入れること自体は良いと思います。

飼育下で食べる野菜・野草だけでは不足しがちな栄養素も効果的に摂取できるためです。

あくまでも食べ過ぎによる悪影響が発生しやすいと考えています。

野菜・野草に比べて、リクガメフードはたんぱく質が多く含まれています。

我が家でも、ヘルマンリクガメのちゃわん🐢がリクガメフードを食べた後の排泄では、野菜・野草のみの食事よりも多く尿酸が出てきます。

体内の水分不足

体内の水分が不足すると膀胱で水の再吸収が引き起こされ、膀胱内の尿酸の濃度が高まり、尿酸の結晶が促進され、結石を作りやすくなります。

カメの病気・2|田園調布動物病院

体内の水分不足が発生する原因としては、

  • 食事から得られる水分や飲水の不足
  • 気温が高く湿度が低い環境

が挙げられます。

尿酸結石の予防方法

たんぱく質を抑えた食事メニューにする

たんぱく質が多くなりがちなリクガメフードは、与える量に気をつけましょう。

野菜・野草をメインにし、リクガメフードは少し添える程度でよいと思います。

我が家では現在、ちゃわん🐢(4歳)にはクリスマスなど季節の行事のある時にしかあげていません。

水分が多い野菜・野草を食事に取り入れる

体内の水分不足を防ぐためにも、水分を多く含む食材をごはんに取り入れましょう。

水分を多く含む食材としては、レタス、白菜、キュウリといったものが挙げられます。

食用の多肉植物(アロエ、グラパラリーフ、ウチワサボテン)もいいですね🌵

ちゃわん
ちゃわん

レタスうまい

飼育環境の温度・湿度を整える

飼育環境が高温低湿度だと、脱水になりやすく尿酸結石ができるリスクも高まります

ケージの環境温度は26~32℃程度、湿度は最低でも40%を下回らないようにしましょう。

特に冬場は季節的にも乾燥しやすく寒いからと温度を上げようとしてさらに湿度が下がりがちです。

加湿器を活用したり、床材を湿らせたりして湿度を上げることが大切です。

参考文献

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